ORTの絵日記本

オックスフォード・リーディング・トゥリー(ORT)のステージ1+に、“Kipper's Diary”という本があります。Kevin先生のDVDにも出てくるので、それでご存じの方もいるでしょう。ちなみに前に紹介した本の表紙にはKipper's Diaryの表紙絵が使われているのに、このお話は収録されていません。

内容は、曜日と天気とどこそこに行った……というだけのKipperの書いたヘタウマ絵日記5日分。絵が下手な分、guessingやI spyにも使えます。うちの娘は、Kevin's DVDのほうを先に見ていたので、本を初めて開いた時に嬉々として読み聞かせしてくれました。それほど単純で、すぐに読める内容です。(おまけにKevin先生がDVDのレッスンの中で行っていたとおりの質問をしてきたので、読んでいるというより、まる覚え=暗唱している……ということなんでしょうけど。)

今月号のアルクの「子ども英語」でも、英語日記を特集しているようですね。最近、みんなの英語日記ドリルという本がやはりアルクから出ているし、ちょっとしたブームなのかもしれません。だけど、わたしが英語日記を書かせたいと思ったのは、ブームを後追いしているわけじゃ決してなくって、Kipper's Diaryと出合ったおかげ。この本の存在を知った瞬間、まず娘に書かせたいなぁ〜と思い、次の瞬間、夏休みになったら英語日記の特別レッスンをしようと心に決めたんです。

キャンプが終わったら、この絵本をお手本にして子どもたちに日記を書かせてみたい。全部過去形なので時制の導入にもなるでしょう。じつはそのことを念頭に、このところyesterdayと todayの曜日をIt was〜、It is〜を区別して答えられるように教えてきました。日付はレッスンを始めた最初の頃から読み書きできるようにしてきたので、日記書きはそちらの延長線上でもあるんです。ただ、通常は過去形で書く日記を、まだ現在形しか知らない子どもたちにいったいどう導入したものか……と考えあぐねていたら、Kipper'sのお手本があったというわけ。

これは試してみるだけの価値がありそうで、今からどんな成果があがるか楽しみです!