バレエ教室探し

バレエとピアノの先生が、それぞれのご都合で教室を閉じられることになり、急きょ先生を探し始めました。ピアノの先生のほうは3月まで続けられるとのことなので、すでに閉校してしまった先にバレエから教室探しを開始しました。

元々娘はクラッシック・バレエが好きというよりも、ダンスの基礎としてバレエを習っていたところがあるので、これを機にモダン・バレエの教室を探すことに。いくつか電話をかけ、見学させていただいて、ずいぶん教え方が違うものだと痛感させられました。

きちっとした基本形をひとつひとつ身体で覚えさせていく方法もあれば、かなり自由にやらせておいて重要なポイントを押さえることで徐々に形を整えていく方法もある。基本から少し難易度の高い応用までを盛り込んだ一連の動きを毎回のレッスンで行わせることで、螺旋状に成長させていくという方法もある。最初から最後まで見れなかった教室もあるけれど、その奥には英語とも共通する根本的な方針の違いを感じました。その違いを感じたいくつかの軸があります。

ひとつには、コンクールをどう位置づけるか。中高生になってから上手な子だけコンクールに参加するというのではなく、小さい子も団体で参加するような教室は、比較的、体育会系というのか、かなり厳しく筋力作りを行い、一挙手一投足まで「形」を覚えさせていく感じがしました。これは英語でいうなら「英検」を重視する教室に似ています。入賞/合格することにターゲットを合わせて、それに向けて努力していく感じです。もちろん、それを行うことで総合力もついていきますが、自由に自己表現するということはあまり重視されていません。

もうひとつは、発表会をどう位置づけるか。コンクール重視の教室は、コンクール入賞作品の披露の場という感じがします。一方、発表会そのものをみんなで創りあげるイベントとみなしているような教室もありました。大きい子たちには、自分たちで創作ダンスを作らせているという教室もありました。発表会が終わったとたんに、次の発表会の練習が始まるという教室もありました。

通常の練習も、学年できちっと分けているところ、進度や経験で分けているところ、週に何回どのレッスンを受けるべきか決められているところもあれば、時間も曜日もアバウトでどこで受けてもいいですよというところもあるなど、まちまち……。

結局、娘とわたしの価値観に合っているところに決めたわけですが……時間がないので、それはまた後日談として。