多読とよみきかせ

最近、わりといいペースで家庭内のよみきかせをやっている。わたしも、自分の「多読」のつもりで絵本をできるだけ読むようにしているので、食後などに読んでいると、たいてい娘が近づいてきて、「読んで」と言ってくるからだ。

昨日はおさるのジョージの物語7冊分が詰まった本を開いてきたら、案の定、「読んで」とやってきた。Georgeは長くて疲れるので、そばにあるCDを示したら、それで聞くと言う。やれやれ助かったと思っていたら、CDから聞こえてくる音声にあたる文字を指させとせがまれた。結局、40分間、つきあった。これも、わたし自身の多読のうちに入るのかなぁ?

ところで、Curious Georgeは、さすがロングセラーだけあって、内容自体はおもしろい。だけど、黄色い帽子のおじさんがパイプを吸っていたり、男女の役割が固定していたりと少々時代が古いのが難点。昨日、Hopitalの話を聞き終わるなり娘は「Doctorは男で、nurseは女の子!」と高らかに宣言した。違うってば……Froggyを見なさい、Tooth Problemを読みなさい、ちゃんと女性のDr.が出てくるじゃないの!!

……と、それはともかく。

将来的に、子どもたちにはよみきかせを卒業して、自ら英語本の多読の世界に入ってほしいと考えている。それを指導できるようにするために、わたし自身、多読を体験しようと決意してからしばらくなるけれど……じつは、どういうやり方をするか決めかねていた。

昨日、一昨日と本を読むヒマがあったので、積ん読してあった多読の入門書2冊に目を通してみた。「100万語」を目標として、細々と語数を記録していくやりかたは、どうもわたしの性に合わない。そこで、SSSが文字数を算出している本のどれかを読んでみて、だいたい100万語にあたりそうな読書時間を算出し、それを目標に、読んだ本と毎日の読書時間をつけていこうかなと考えている。

何にしても、考えるより実行だ。そういえば、最近は、楽しみのための読書ってあんまりしていなかった。ついでだから、いろんなものを読んでみたい。子ども用の物語本、ノンフィクション、SFやミステリー、エッセーでもいい……。

ただ、職業病として「和訳してしまう」クセがついているわたしの場合は、とっても簡単なものから読んだほうが良さそうだから、そこらへんのバランスが難しい。とりあえず、図書館に並んでいたペンギン・ブックの読破を目指そうかなぁ……などと考えている。

いやいや、考えるよりも読むことだ。よし、有言実行。多読日記をつけよう。昨日の過去日記として、Sense of WonderとCurious Georgeから記録しておこうっと!