人さまざま,お国柄もいろいろ

研修に行くと、いろんな先生と知り合いになれるという面白さがある。とりわけ、英語で行われる今回の研修は、多様な国から来た先生たちと知り合えるので興味深い。

昨日、隣に座ったのは20代後半か30代くらいのマイケル先生(仮名)。日本でほかにどこに行ったことがあるかとたずねたら、沖縄と佐世保だけだというので、軍隊にいた人かもしれない。日本人女性が大好きで、ぜひとも日本人と結婚したいからと思い,紹介サービスを通じて知り合ったという日本人フィアンセの写真を嬉しそうに見せてくれた。すでに英語を教えてはいるが、彼女と日本で暮らしていくために、英語の教え方をちゃんと学ぼうと思って研修に来たというのだから、まじめな人なのだろう。将来的には会社に入りたいと言うので、英語を話せるというだけですぐに雇ってくれる会社があるんじゃないかと聞いたら、自分はそれでは安いペイで使い捨てにされるので、きちんとした資格がほしいのだそうだ。なるほど。

この先生はシャイで,ペアになってやる実習などでも終始照れていたようだったけど,欧米系の特に男性の受講者からは質問や批判がわりと飛び出しがちだという印象を受けた。ペアワークなどに参加しない人もいた。どこか横柄な態度の人もちらほら見かけた。講師陣が全員,日本人女性だからだろうか……と思ったのは,わたしだけ?

一方,前のほうにはフィリピン人らしき女性たちがひとかたまりになっていた。100人以上(もっともっと??)いる会場なのに、彼女たちはとてもにぎやかで、講師の質問にもジョークや何やらでどんどん答えるので,やたら目立っていた。講師が「何を目的として、子どもたちに英語を教えるのか?」と児童英語教育の目的をたずねた時にも、彼女たちの中から"Money!!"という声が真っ先にあがって、会場の笑いを誘った。

お国柄も様々。それ以上に個人差が大きい……とは思うものの,日本人の先生は平均的におとなしいなぁ……と思わずにいられませんでした。