素語り

昨夜、金沢おはなしの会が主催で、隔月で土曜の夜にやっている会に参加してきた。昨日だけは特別バージョンで、全国的な「おばあさんのいす」という物語プロジェクトの一環として来沢した語り部さんのお話だった。

素語りにはよみきかせとはまた違う魅力がある。昨夜の会では、大人向けの本のリクエストが入っているとのことで、語り手さんご自身が「お子さんにはちょっとどうかしら」と心配なさっていた。実際、わたし自身は楽しかったのだけど、娘にはちょっと難しかったようだ。おかげで、今日、図書館で開かれる子ども用の語りの会にも、最初は行くと言っていたのに、「昨日の夜のお話、難しくてわからなかった」という思いのほうが勝ってしまい、「やっぱり行かない」になってしまった。残念。夜の会は飛ばして、昼間の子どもの会だけ連れていくべきだった。両方行かせようと欲張ったわたしがいけない。

英語絵本よみきかせも全く同じことが言えるだろう。「難しい」「分からなかった」「つまらない」になってしまっては、「もういらない」になる。拒否反応が出てしまうと、それを修正するのはとても難しい。

英語のよみきかせにおいて「強制しないことを親に強制する」と言われているが、英語にかかわらず、何事もそうだと反省することしきりである。