遅ればせのご挨拶

すでにお正月気分は消えている方も多いかと思いますが……

あけましておめでとうございます。

楽しく英語に触れる毎日を送っていますか?
千里の道も一歩から。
英語は習うより慣れろです。

春から子どもたちの英語遊びを充実させ、
大人向けリーディングや翻訳のクラスも始めます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

年が改まって、自分に何ができるのか、何をすべきなのか……を考えてきました。その結果、いずみのイングリッシュの活動のほうも、若干、比重を変えていくことにしました。子どもたちには、努めて遊び(を通じた学び)を増やすこと!(そのために、各家庭での英語環境作りのお手伝いをもっと!) 大人には、より実際的な英語力を!(たぶん金沢では初めてになる実務的な、および/または趣味的な翻訳教室を開始すること……も、今年のわたしの目標のひとつです。)

「遊びを通じた学び」を強調するのは、子どもへの英語“教育”熱を牽制するためでもあります。子どもたちにより良い英語環境を与えたいというわたしの気持ちは、以前からまったく変わっていません。だけど、最近の英語教育熱(早期化、詰め込み主義、そして競争……)には、かなり辟易しています。年間、何千語も子どもに与えたからといって、決して、それを覚え、かつ使いこなせるようになるとはいえないのに、英語検定用の試験対策をして、検定に受かったからといって、必ずしも力がついたとは限らないのに、親は目の前に見える成果を求めすぎ、早くから燃えつき症候群に(英語が嫌いに……)なる子どもも出ているようで……気になります。

かつて、わたしの英語絵本よみきかせ入門講座に来てくれたあるママが、「まだ1歳の子どもが、英単語をひとつ、ふたつ口にできたかどうかで血眼になっていたのに、ここに来て、もっと気長に構えていいのだと分かってほっとした」と言ってくれたことがあります。一方、2〜3歳の頃から英会話スクールに通わせていたお子さんが、小学校低学年で英語をやめてしまい、中学校の最初の頃は他の子よりも成績が良かったけれど、結局、その後、他の子とぜんぜん変わらなくなったと嘆いていたママもいました。(英語を教えている身としては、「お金をどぶに棄てた」というコトバを耳にするのは辛いです。)

英語は早くから始めたほうがいい……というのは、ある意味では真実だと思うけど、早くから「詰め込んだほうがいい」というのはぜったいに間違いです。もっと肩から力を抜いて、ママ自身が楽しみながら家庭の中に英語環境を作ること……その結果として、母子ともに(父もともに!)英語力を伸ばしていけることが理想です。微力ながら、少しずつそうしたやり方を広めていきたいなと、しみじみ思っています。