今度から自分の英語子育てに関する内輪ネタは,diaryとfamilyの組合せで書くことにします。多少,自慢話になってしまうところもあるのはご勘弁を。ひとつの事例としてご覧ください。

さて,昨夜,娘がわたしにうつぶせになれと言う。うつぶせになってみせると,何やら背中をごしごしやっている。マッサージのまねごとらしい。「ん〜,気持ちいいって言って」と催促されるままに,そう言う。続いてマッサージの手を強めた娘は,「ここで,カシューくんのお母さんは『ちょっと強すぎるって何だっけ?』と言うんだよね」とコメント。ん? わたしは観ていないけど,NHKの英語会話番組の話らしい。そこで,わたしが朝食を作っているあいだに,たいてい娘と一緒にテレビ(いつもNHK教育にしている)を観ているパパが,「It's too strongじゃないの」と言う。すると娘はすかさず「違うよ,It's rather hard!」すごくいい発音。

びっくりした。

そんな表現は,まだ他で学んだことはないだろう。娘は英語の番組なら何でも好きで,大人向けの英語会話の番組もよく観ているのだけど,まさかそこでちゃんと“学んでいる”とは思ってもいなかったので,ちょっぴりうれしくなってしまった。「じゃ,ちょうどよくって気持ちいいときは?」と水を向けると,「It feels good.かな」と言うパパに対して,娘は「違うよ,VERY nice!」と,いかにも気持ちよさそうな声をはりあげた。英語番組の役者さんになりきって,遊びながら表現を学んでいる。

「一度聞いただけで覚えているだなんて……小学1年生でこんな調子じゃ,すぐに追い越されるな……」と,ぼやくパパ。発音はすでにパパを追い越してるよ……という言葉をわたしはあわてて呑み込んだ。