春休みにユニバーサル・スタジオ・ジャパンに遊びに連れていくと約束して以来、このところ、小一の娘が久しぶりにSesame Streetづいている。風邪で熱が出た今日も、薬を呑んで少し元気になったとたんに、セサミのゲームをしたいのに、入れない……と文句を言いにきた。日本語のほうではなく(こちらはあまり遊べない)本国アメリカのSesame Workshopのサイトに入りたかったらしいのだが、無線LANの調子が悪くて入れなかったようなのだ。

じつは娘の勉強机には彼女専用の無線LAN付マックが一台乗っている。父親が理系であることや、彼もわたしも専用のコンピュータをしょっちゅう使っている人間であるため、いたずらされないためという目的もあり、小さい頃から(1、2歳だったかな?)お古のコンピュータをあてがって、それで遊ぶように誘導した。

そういえば、いちばん最初のゲームがセサミのものだったことに、今、気が付いた。Window 95でしか動かないソフトで、お払い箱にしていたラップトップを与えた。ゲームといっても、画面上でマウスを動かすと色が変わるとか、図形が動くとかいったしろもので、エルモの甲高い笑い声を今でもありありと思い出せる。画質が悪いことが気になったが、そのうちに娘が成長し、次の年齢用のソフトを買い換える頃には、いちだんと画質が改善されていて、ほっとしたものだ。(次の時はWindows2000だったかな?)

実は、最初のソフトを買った時は、特に英語を学ばせようと思って英語のものを選んだわけではなかった。赤ん坊用のコンピュータ学習ソフトを探していたら、英語のそれしか見あたらなかったのだ。娘は嬉々としてマウスを使いこなすようになり、親のほうがオンラインで遊べることに気づいて、それを教えた。今や彼女はイクスプローラを一人で立ち上げて、お気に入りの中からメニューを選んで遊んでいる。まだタイピングはできないけれど、自分の名前を入力することだけはできるので、たいていのことでは困らないようだ。

そんなに早くからコンピュータを与えたことを批判する向きもあるだろうけど、極端に入れ込んではいないのと、今のところ日本の某学習雑誌のサイト以外は、全部、英語のサイトで遊んでいるので、やりすぎない限りはまあいいかなと大目に見ている。コンピュータ・リテラシー(?)が早かったおかげで、アルクのスクールバスのお試し版も2、3歳からくり返し遊んでいた。あまりにうまくできるので、昨年Bコースを購入したけれど、英語の難易度以上にゲームの難易度が高かったために、彼女にはまだ難しいと判明し、結局、Aコースから買い直した。現在は、Aコースの3分の1くらいクリアしていて、ときどき思い出したようにやっている。

もうひとつ、セサミのゲームができるサイトとして、PBS Kidsがある。こちらもけっこう内容が充実していて、アメリカのこういうサイトの大判振る舞いには、本当に感心してしまう。

いや、アメリカばかりではない。BBCにはOxford Reading TreeMagic Keyシリーズのサイトがあって、ここのオンライン教材も優れもの。前に紹介したブリティッシュ・カウンシルのサイト同様に、何となく品がいい気がするのは、わたしだけ? ちなみに、イギリス英語の音域は日本人には聞き取りにくいといった説もあるらしいけど、わたしはけっこうブリティッシュ・イングリッシュって好きだし、聞きやすいって思うけどな。自分のしゃべる英語はアメリカンっぽい発音になってしまうけれども……。娘もブリティッシュのサイトのほうが、長く遊んでいるような気がするんだけど……ただの偶然なのかなぁ?