お薦め!のフォニックスの教材
信じたもの……で思い出しました。このところあれやこれやと探しては、迷いに迷っていたフォニックス教材ですが、ようやく「これだ!」と思えるものに出合いました。
CTP社のDr. Maggie's Phonics Readersシリーズです。(残念ながら、Amazon.co.jpでは扱っていないようなので、写真を出せません。たとえば、MUM'S ENGLISHさんが扱っていますので、よろしければご参照ください。)
定評のあるCTPの絵本ですが、Character Buildersに出合うまでは、ピンと来なかったというのが正直なところ。(失礼!)だけど、ご存じの方はご存じ♪"Never Give UP"に衝撃を受け、けっこうイケルかも……と思い始めて、Dr. Maggie'sにも目を向けたのでした。
本とCDを試しに買ってみて……思ったより、はるかにイイ感じ!……ではあったのですが、それでも、使い方が分からなかったこともあり、まだ今ひとつ納得できなかった。そこで、迷いながらも、続けてDr.Maggie's Phonics Resource Guideを購入しました。届いた本を読んで……Wow!!!!!!!!!! これは使える!と。少なくとも、「わたし好み」だったんですネ。
なぜって、ほとんどのフォニックスのテキストは、アルファベットの一つ一つの文字を(多くはABC順に)取り上げて、各文字の基本の「音」をrepresentする単語を綴らせたり、穴埋めをさせたり、記憶させたり……といったドリル形式で進んでいくんです。
でも、「丸暗記」が大嫌いなわたしは、どうも暗記は味気なく感じてしまう。(そして、うちの娘はそういった形式が大嫌い……親似なんでしょうか。)そこで、何かもっと他に楽しくて、ぐっと惹かれるような方法はないのかなぁ〜……と思って、いろんなフォニックス教材をあたり続けていたんです。
結果を言えば、Dr. Maggie'sのガイドブックを読んだとき、まさにわたしと同様の指向性をもった人が作った本だとすぐに分かりました。つまり、無意味で、バラバラで、それゆえに味気ない反復&記憶に頼った“単語”中心のフォニックス教材ではなく、有意味で、関連性がありながら、チャンツや歌などのバラエティもあり、全体的に一貫性がありながら、一見、ひとつひとつの絵本が独立していて、だからこそ面白い(!)ストーリー仕立てのフォニックス教材*1が、ついに見つかったんです!
さっそくうちの娘も参加しているレッスンに採り入れてみたら……生徒たちには予想以上の大受け! しかも、うちの娘が、これまでどうしても「自分で発見」してくれなかった*2子音+母音の組合せの仕組みを一発で理解してくれて……その瞬間は、感動的でした。
すでにDr. Maggie'sの本とCDだけ試していて、「いまいち」だと思ってきた方には、ぜひガイドブックを読んでみることをお薦めします。「本を開く前」にこれだけのアクティビティをしておけば、本を開いたときに、一発で「読める」のではないでしょうか。
EFL環境にいる日本人に対しては、若干の方法論の修正は必要だと思いますが、わたし同様に「お勉強チック」な形ではなく*3フォニックスを入れられないかなぁ〜と思っている方には、お試しになる甲斐がある教材だと思います![←信念の人……ですね(苦笑)。]