平和な日本

今日は朝から芸術村へ行き、うたごえ祭典の前座として歌と踊りに参加してきた。無茶簡単なリハに、狭い会場で、とても“踊った”とは言えないくらい端っこのほうで何となく手足を動かしていただけ。歌の歌詞も練習不足でよく分からず、ちょっと空しかったナ……。

終了後、芸術村でうろうろしていたら、金沢大学教育学部の人たちの「戦車を花で埋めよう」という主旨のプロジェクトを見つけた。ペットボトルのフィルム部分と針金を使って花を作り、模型の戦車に刺して埋め尽くそうという主旨。娘と2人で工作に取り組み、6〜7輪ほど貢献してきた。もっとこういうプロジェクトが広まればいいと思う。芸術村の片隅のピットでやるんじゃなくて、香林坊の街頭で……いや、せめて、ゲートボール大会がくり広げられ、9条の歌などが流れているパフォーミングスクエアから三々五々人が出てくる戸外でやってほしかった。

先日、9・11をすっかり忘れて過ごしていて(なにしろわたしは、ほとんどテレビを観ない)、翌日になって気が付いた。しかし後で思えば、偶然、9・11の早朝に、めったにビデオも観ないわたしが『不都合な真実(Inconvenient Truth)』をDVDで観ていたのだ。ちょっと示唆的な感じ。

それにしても暑い一日だった。娘は芸術村の“池”ではしゃぎ回り、ズボンをぐしょ濡れにしたものだから、わたしのTシャツをワンピースの代わりにしようと木陰で着替えさせた。最近、ここらへんでも子どもを狙う変質者の情報がやたら入ってくるものだから、一瞬、回りに目を配ってしまった。

……つい遠く感じられてしまう危険にも、鈍感になってはいけないぞと自戒。