YOUTUBEに夢中

わたしがゴスペルなんぞ始めたもので,新しい曲をマスターするためにYOUTUBEを時々利用するようになった。

先日,Sister Act IIのエンディングに出てくるAin't No Mountainを覚えようと,まずはDVDをレンタルして映画を見てから,YOUTUBEで再度聴いていた……そこにやって来た,わが娘,「Sister Act!」(←「シスター・アクト」ではなく,きれいな英語の発音で。) 見覚えのあるシーンがダイニング・テーブル上のラップコンピュータの画面に引き出せると知って大喜び。大のお気に入りの「Oh, Happy Day!」やら,「Sistersが(生徒たちに)歌ってみせるやつ」(I Will Follow Him)など,次々とリクエストされた。

さて昨夜。またしても,「Sister Actを見たい」とねだられた。DVDはとっくの昔に返却しているので,YOUTUBEのことである。ひとつ画面を出してやって席をはずしたら,いつのまにか,3つも4つも画面で選んで続けさまに見ている。「寝なさい!」「この曲だけ,最後まで……」と言うので待っていたら,Woopiの最後の1秒のセリフまでしっかり観ていた。まったくぅ……。

昨日の昼間,うちの娘が「英語遊び」をしているという話を友人にしていて,「いったい何をしているの?」と言われたけれども,いちばん夢中なのがビデオ・DVDだと思う。とにかく何でも見たがるし,何度でも見たがる。NHKの大人用英会話番組もよく見る。まあ,「テレビが好き」なんだろうけど,「英語だとママが(あまり)いやがらない」のを学んでしまい,「ねえ,○○のビデオ見ていい? 英語にする(切り替える)から……」などと言う。しかし映画は長い! 「週末ね」「1本だけね」と言われて,つねに欲求不満状態だった娘。そこに,YOUTUBEの発見,である。

1曲,長くても5分程度なので寸暇を惜しんで遊べる。前後に会話がついているものも多く,すでに見ている映画なら,それを思い出してそこそこ楽しめる。好きな曲だけ飛ばし聴きもできる。おまけに飽きたら(親の目を盗んで?)BBCBritish Counsilのサイトに飛んでゲームや絵本で遊べる。娘にはパラダイスだ。

それにしても,英語の歌もわたしよりはるかに早く覚えてしまうし,当然,発音もいい。そして,歌わされる……もちろん,娘はリード,わたしはバックコーラスである。将来は最年少のK-WISHメンバーになるだろうとパパは言う。(実際,わたしが練習に行くというと,「ママだけずる〜い!」と言われる。)

そういえば,わたし自身も中学生くらいのときに英語のフォークソングやらロックやらをラジオで覚えて,歌ったり演奏したりして遊んでいた。英語は本当に「勉強した」覚えがなくて,いつもただ英語で遊んでいた。あの時代にYOUTUBEがあったら,絶対ハマっていただろう。そう思うと,娘を強く制止できない。

とはいえ,8歳というのは早すぎる。視力が悪くならないように注意させねばならないし,ネット情報を選んで使う賢さを身につけさせねば。いい意味でも,悪い意味でも,すごい時代である。