映画教室

先週末、金沢コミュニティ・シネマの子ども映画教室があり、娘も参加した。20人ほどの小学生が4グループに分かれて短い映画を撮り、最終日に映画館で上映するという趣向だった。最初はどんなものかと思っていたけど、ドキュメンタリー班3つ、ドラマ班1つの全4作品とも、なかなかの力作揃い。もちろん幼いところもあるのだけれど、どの子も好奇心と意欲で目をキラキラさせていたのが印象的だった。大人の介入は最小限で、子どもたちだけで企画から始めて、台本を作り、撮影して、ひとつの作品に仕上げていったいう。スタッフの苦労が忍ばれ、頭が下がる。

子どもたちの自由にさせる……というのは、一方的に「教える」のよりはるかに大変なんだけど、何かをみんなで仕上げていくという経験は貴重だし、英語でも、もっといろんなことを経験させてやりたいなぁ……と、改めて思った。

ちなみに、指導にあたった是枝監督によれば、海外では子どもたち自身に映画を撮らせるといった試みが広く行われているそうだ。机に向かうのばかりが「勉強」ではない……当たり前だけど、つい忘れて「勉強しなさい!」と言ってしまいがち。一方的に教えるほうが「楽」なので、ふんばっていないと、ついそちらに流れてしまうのだ。

つめこみで子どもの力をつぶすのではなく、むしろ引き出してやるように……難しいけど、そこを考えていかなければ。