学位

本日、過去6年間、身も心も仕事も時間もお金も人間関係も……いろんなものを犠牲にしてきた成果を頂いてきました。Doctor of Philosophy(Ph. D)です。

母ががんばったことを娘はよく知っている。それだけでも、しんどかったけど諦めなくてよかった。

授与式のとき、わたしが最年長かと思ったら、MA(修士)でわたしよりはるかに年上の方がいらして、わたしなんぞまだまだだと思わされました。そういえば、先日、英語のクラスで読んだアーティクルには77歳でロシア語のPh.Dを取った女性の話が出てましたっけ。

それにしても、いただいた学位は日本文では「学術博士」なのに、英文ではDoctor of Philosophy。これって昔から不思議だった……なぜか人文系の学位はすべて「哲学博士」というんだよね。つまり博論を書くということは、自分なりの世界(ものの考え方)をもつということなのだから、その意味で「哲学」なのだ……と、どこかで聞きかじった話を思い出したりして。

一方で、学者になりたかったのになれなかった亡き父のことも思い出されて、ちょっとしんみり……です。